こんにちは、ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
天気の崩れる日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしですか?
ほとんどの人が苦手な梅雨の季節。実は雨の音にはヒーリング効果があるとご存じでしたか?
自宅で耳を澄ましたとき、学校の教室で窓から外を見ていた時、なんとなく雨の音を聞いて安らいだという経験はありませんか?
「1/fゆらぎ」(エフぶんのいちゆらぎ)という言葉をご存じの方もいると思います。これは、一定の規則性がある中に不規則なリズムが混ざったゆらぎのことを差します。
雨の音など自然の中に多く、暖炉の炎なんかもじっと見ていると癒し効果があるといわれていますが、これも「1/fゆらぎ」。
人を安心させる効果があり、家事の合間、睡眠時にも効果的!苦手だなと思っていた梅雨ですが、少し耳を傾けてみると思ってもみなかった効果があり、少しだけ好きになれそうな気がしますよね☔
ただ、雨の日が続くと「湿気による蒸し暑さ」や「湿気による不快感」などの体で感じる‟過ごしにくさ”を感じてしまう時期かと思います。さらに、「洗濯物が乾かない」や「洗濯物のにおい」まで、悩みが後を絶たない梅雨は、住宅への影響があるのはご存じでしたか?
そこで今回は、梅雨におこりうるトラブルや対策についてご紹介いたします。
梅雨によるおうちのトラブルとは?
1.フローリングの劣化
木でできたフローリングは湿気の影響を受けやすく、膨張と収縮を繰り返すことで変化したり、きしんだりします。踏み込んだ際に床が柔らかく感じるなら、湿気による腐食が進んでいるかもしれません。
クッションフロアの場合は、湿気により接着部が弱くなります。接着剤の剥がれた個所に湿気がたまると、下地材が腐食して床の沈みや底抜けにつながる恐れもあるため、注意が必要です。
2.床下の腐食・シロアリ被害
住宅にの中でも、特に湿気がたまりやすいのが床下です。床下には住宅の土台となる木材が備わっているため、梅雨の湿気で大量の湿気を含むと、木材が腐食して床や柱が傾いてしまう恐れがあります。また、湿気を多く含む場所にはシロアリが発生しやすく、床下の木材や柱を食い尽くされる被害もあるほどです。
3.基礎部分まで痛めてしまうことも…
木造住宅を含め、住宅の基礎にはコンクリートが使用されています。このコンクリートも湿気の影響を受けてしまうことはご存じでしょうか。コンクリートに侵食した水分が徐々に成分を溶かし出し、コンクリート全体の強度を弱めてしまう可能性があります。さらに湿気の水分によって錆が発生するため、鉄骨コンクリート造の住宅も木造住宅も安心はできません。
対策について
1.フローリングの劣化には『断熱リフォームが効果的』
梅雨の湿気だけでなく、結露の改善したい場合は窓断熱・断熱材を入れるリフォームがおすすめです。ただし、事前に結露が発生する原因を突き止める必要があるので、湿気対策に詳しい業者へ相談したうえでリフォームを検討しましょう!
・風通りの良い間取りを意識
湿気は風が滞ると一か所に溜まりやすくなります。湿気対策リフォームをするなら、室内の空気が循環できるよう仕切りの少ない間取りを採用しましょう。湿気がこもりやすいクローゼットには、あえて扉を設けないのもおすすめです。
また、湿気だけでなく部屋のにおいも気になる場合は、24時間稼働する換気扇を設置するのもよいかもしれません。
・調湿機能の壁紙へ張り替える
壁紙には、空気中の湿度を自然な状態へ調節してくれる機能性壁紙と呼ばれる種類があります。部屋の室温が適切になると不快感が減るだけでなく、結露やカビの発生も抑えられるため、住宅を長持ちさせたれるメリットもあります。寝室やリビング、トイレ、玄関など様々な場所に採用できるので、特に湿気が気になる部屋は壁紙を張り替えるのもおすすめです。
2.基礎の高さ
基礎とは、「住宅を支える下部の構造」のことです。基礎は建物の重さだけではなく、地震や風などの外から加わる力を地盤に伝えて住宅を守る役割があります。住宅の寿命や耐震性にも関わる大切な存在です。
住宅を建築するときに間取りや工法などに注目する方も多いと思いますが、家の劣化を防ぐためには「基礎の高さ」もチャックしたいポイントの一つです。
高くつくられた基礎は「高基礎」と呼ばれ、主に水害対策として利用されています。しかし、高基礎には水害対策以外に「家を湿気から守る」という大きなメリットがあります。そのほかにも、一般的な基礎は開口部から基礎の中を見ても内部の様子が分かりにくく、点検も困難です。しかし、基礎の高い住宅は床下の状況が見やすく、床下に潜り込んでの点検も比較的簡単に行えます。
ただ、すでに家を建てた後だと大規模な工事やコストが必要になるため、現実的には難しいという問題があります。そこで活用されるのが床下調湿剤です。床下調湿剤は、「たまった湿気を吸収」し、乾燥時は「蓄えた湿気を放出」する効果があります。
ただ、今ご紹介した方法は費用もかかることから、あまり現実的ではないなと感じる方が多いかと思います。補助金を活用する方も増えています。
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お金をかけず、湿度を下げる豆知識🍃
・定期的に換気をする
湿度を下げる方法で、窓さえあればできるのが換気です。暑い季節はもちろんですが、冬場も換気は必要で気候・天候問わずに行えます。
「雨の日に換気をするとかえって湿度を上げるのでは?」と思う人もいるはず!実は外よりも中の湿度のほうが高い場合もあるため、悪天候であっても換気をするのがおすすめです。しかし、雨が室内に入ってくるほど強い場合や、雨だけでなく風も強い場合は無理をして開ける必要はありません。
・エアコンやサーキュレーターを使用する
エアコンやサーキュレーターも湿度を下げるのに有効です。
「除湿モード」があるエアコンなら、湿度が気になるときに試してみてください。また、サーキュレーターで風通しを良くするのも効果的です。特に窓を開けて換気するときに、使用するのがおすすめ。ポイントは窓のほうに向けて風を送ることです。効率的に湿気を外に出すことができますよ。風の通りの悪い間取りや、クローゼット・押入れなどの窓がない場所でも活躍します。
生活用品の一工夫アイテム♪
①ペットボトルを凍らせて部屋に置く
ペットボトルを凍らせて、部屋に置くだけ。冷えると空気中の水蒸気は水に代わる性質があります。湿気が取り除かれ湿度が下がります。また、ペットボトルに水滴がたまったらタオルでふくことで再度湿気を吸収してくれるます。
②新聞紙を活用する
新聞紙は吸湿性に優れているため、除湿に効果的です。やり方は、ペットボトル同様に、湿度の下げたいところに置くだけ!この時に、一度丸めてから広げるのがポイント。湿気を吸いやすくなって、より効率的に除湿できます。
③重曹や炭を活用する
新聞紙と同様に、重曹・炭も湿気を吸収するアイテム。どちらも消臭にも効果的なので、においの気になるところに置くと除湿と脱臭どちらも叶えられますよ。
湿度が高くなると、住まいや体にも悪影響です。逆に湿度が低すぎても風邪をひきやすくなったり、乾燥したりなど悪影響があります。
一般的に湿度が40%~60%が過ごしやすいといわれているため、換気や除湿アイテムを使って、適度な湿度に保つことで快適に過ごすことができますよ。
ぜひ試してみてくださいね。
ソライエでは、風通しの良い間取りや住まいでのお困りごとのご相談を承っております。是非お気軽にご相談ください。
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