宮城県刈田郡蔵王町 自然と繋がる大開口のある住まい画像

<竣工年>
2020年4月

<市町村>
宮城県刈田郡蔵王町

<敷地面積・延床面積>
敷地面積:1,025.50㎡(310.21坪)延床面積:113.57㎡(34.36坪)

<構造>
木造2階建て

<本体価格>
3,900万円~3,999万円(113.8万円~117万円/坪)

<キーワード>
借景 デッキテラス 木製サッシ 吹抜けリビング 薪ストーブ 玄関土間 木製キッチン 造作家具 造作風呂 温泉のある家 木の家 ロフト トップライト リビング階段

宮城県刈田郡蔵王町 自然と繋がる大開口のある住まい画像

豊かな自然に囲まれた遠刈田温泉の温泉付き別荘地に建てられたこちらの住まいは、“非日常”と“日常”を融合したデザインです。

例えば、落葉樹の美しい景観が広がる西側のリビング。
リビングの床レベルに広がる美しいその景色を満喫でるように木製の建具の大開口とし、自然と一体感が得られるようにひと工夫。佳景を独り占めしながらくつろぐ時間は最高です。 

そして、こちらの住まいの醍醐味ともいえる天然温泉のバスルームは、十和田石と青森ヒバで構成し、リビングにも負けない開放的でリラックスできる空間に。家にいながら高級旅館のような空間で天然温泉が楽しめます。

さらに、高さを極力抑えたシンプルな外観にもこだわりが。
それは「10年後には今よりも緑に囲まれ、蔵王の風景に馴染むような建物になっていくように」という建築家の想いが込められています。

1年を通じて四季を感じることができるこの場所だからこそ、洗練されたリゾート感と暮らしやすさにこだわり、“日々の生活の中で、非日常を楽しむ”そんな贅沢な暮らしを叶えた設計です。

LDK
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土間に置かれているのは薪ストーブ。
暖房器具としてだけではなく、炎を眺めたり料理をしたりする楽しみも。

LDK
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ホールや廊下は設けず、広い玄関土間が直接LDKと繋がる間取り。
リビングの森に面する側にはウッドデッキを設けています。

LDK
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木を多用したあたたかみのあるインテリア。サッシもキッチンも木製です。
床は無垢材のフローリングはナラを使用しています。

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大きな開口部を森に面する側に設け、美しい景色を満喫できるように、木製サッシは全開口すると全て壁に引き込めるようになっています。
また、空間に溶け込む軽やかなリビング階段は造作で、シャープな手すりやササラ桁(階段の段板を下から支える部材)は黒く塗装したアイアン製です。

洗面・浴室
洗面・浴室

間接照明と造作風呂で旅館のような浴室に。
浴槽と浴室の床は石貼り(十和田石)で、壁面と天井には木(青森ヒバ)を使用しています。

トイレ
トイレ

木を多用してぬくもりのあるトイレに。
水周りの床やカウンターには水に強い素材を使うことも多いですが、樹種や塗料などに配慮することで水周りに木を使ってもきれいな状態を保てます。
こちらの空間も、外の景色が見えるようにクリアな窓を配置。道路側ではないので外の視線が気になりません。
天井を照らす間接照明でやわらかい明るさの空間に。
メインの空間ではないものの、家族もお客様もゆっくり過ごせます。

サービスヤード
サービスヤード

洗面所に隣接するサービスヤード。
ウッドデッキに使用しているのは、耐久性があり屋外にも使えるセランガンバツ材。
天井は杉の羽目板で、こちらも外壁や軒天材によく用いられる樹種です。

外観
外観

道路を背に、森の方へ向けてウッドデッキを設けています。
季節によって移りかわる森の風景が楽しめる住まい。

外観
外観

玄関側(道路側)の外観。
10年後にはこの豊かな緑に囲まれ、風景に溶け込む建物になるように設計。
年を重ねるのが楽しみになる住まいです。

階段
階段

階段の上にあるトップライトで採光を確保。
階段の手すりは黒く塗装したアイアンと木を組み合わせ。
シャープだけどぬくもりのあるデザインで、触った時のひんやり感も和らげます。

2階ホール
2階ホール

1階のLDKと繋がる2階ホール。
左側に見えるのは小屋裏収納とウッドデッキのバルコニーです。

寝室
寝室

天井には照明を設けず、壁際に間接照明を仕込んでいます。
ふんわりした明るさの空間はリラックス効果が高く、質の良い睡眠をとることができます。