<竣工年>
2018年
<所在地>
宮城県仙台市太白区
<敷地面積・延床面積>
敷地面積: 270.96㎡(81.80坪)延床面積:158.16㎡(47.84坪)
<構造>
木造2階建
<本体価格>
3,600万円(75.3万円/坪)
<キーワード>
南側の全面開口 眺望 デッキテラス 吹抜けリビング 第一種換気(機械換気) 全館空調を活かすワンルーム型の住まい 可動間仕切り 書斎 インナーテラス
高台の一軒家に憧れを抱く人は多いのではないでしょうか。
ここでは、太平洋が一望できる高台にあるロケーションを活かし、南面を前面窓にして、胸のすくような景色をどの部屋からも堪能できるよう設計しました。
また、テラスデッキを設置し、アウトドアリビングとしても使えるようにしています。
室内は吹き抜けをはじめ、開放的な空間となっていて、可動式の間仕切りをすることで、個室にもできるフレキシブルな使い方が可能です。基本的にワンルーム型の構造のため冷暖房の効率もよく、どこにいても温度差がなく快適に過ごせるようになっています。
「眺めのよさ」に加えて、高台に住むメリットとしては、
前にさえぎる建物がないため日当たりや通風がよいこと。夜は月や星を眺めたりする楽しみもあり、自然との一体感を得られることも魅力と言えそうです。
風を感じたり、鳥の声に耳を澄ませたり、高台ではゆったりとした時間が流れているよう。高台での家づくり、考えてみませんか?
太平洋まで見渡せる眺望を活かした住まいです。
南側は全面ガラス張りの開口部。各面にバランスよく耐力壁を配置する必要がありますが、代わりに筋交いと呼ばれる部材を入れて強度を確保しています。
アールを付けた玄関は、デザイン性と併せて車イスの転回がスムーズにできるようにとの発想から設計しました。
階段の片側を壁に埋め込み、片持ちにして造った階段の幾何学的なデザインに目を奪われます。階段下の空間には同じ材質のテレビボードを造作しました。
階段脇にあるのは吹き抜けの左右に分かれている2階の部屋をつなぐブリッジ。スノコ状にすることで、1階部分に圧迫感を与えないようデザインしました。
南面は全面窓にして、吹抜けでつながるワンルーム空間は開放感がいっぱい。1階からも2階からも南側の眺望を楽しむことができます。
ワンルームのLDKですが、可動間仕切りで区切ることもできます(よく見ると手前の天井の際に間仕切りのレールがみえます)。正面奥にキッチンを配置、生活感のない美しいキッチンです。
LDKの奥側にある対面式キッチンとダイニング空間。キッチン奥(正面)の壁面にはタイルを貼っています。ブラケット(壁付け)照明の効果でラグジュアリーな雰囲気を演出しています。
白でまとめた爽やかなキッチン。ガスコンロ前には、油跳ね防止に壁ではなくガラスを設けたことで、圧迫感を与えないよう配慮しています。外の景色を眺めながらの家事が楽しくなるキッチンです。
家事動線に配慮し回遊式にしたキッチン。機能的で美しいシステムキッチンの奥には、家事コーナーも設けています。
吹抜けの左右にある部屋をスノコ状のブリッジが繋ぐ遊び心いっぱいの設計です。
ブリッジがあることで、より一体感のある空間になりました。ブリッジからも眺望を楽しむことができます。
2階にはプライベート空間を設け、これは西側にある書斎です。写真には写っていませんが客間にもなる個室と繋がっています。
通常はオープンにしていますが、可動間仕切りで区切ることができます(よく見ると天井にレールがあります)。
2階東側のインナーテラスです。写真には写っていませんが主寝室と繋がっています。
市街地の夜景を楽しむことができます。
天井にはあえて照明器具を設けず、低い位置とポイントを照らす照明で落ち着いた雰囲気にしました。ブリッジの下の間接照明や、壁に設けたブラケットライトがスタイリッシュな空間を演出しています。