こんにちは、ソライエの小野松です。
キッチンは、食を通して家族の健康を支え、ふれあいや楽しさを生み出す、住まいの中心となる大切な場所です。一方で頻繁に使うため、乱雑になりやすい場所でもあります。
そのため、多くの人が家を建てる際に頭を悩ませる場所のひとつがキッチンです。近年は、家事動線がとくに重視されるようになっていますが、もう一つ注目されているのがキッチンの収納です。オーダーで家具調の収納を造るケースも増えています。

そこで今回は、ソライエが手掛けた住まいの中からアイデアいっぱいの「キッチン収納」をクローズアップしてご紹介します。

キッチンとリビングの両方で大活躍、リバーシブル収納

オールステンレスの壁付けキッチン。背面にあるカウンターは、目隠しと収納を兼ねて設置した特注品。モールテックス(コンクリート風の塗料)で塗装することで、オブジェのような存在感を発揮しています。
https://www.solaye.co.jp/works/16805

▲左が収納を兼ねたキッチンカウンター。扉がなく取り出しやすいため、頻繁に使うものを収納するのにとても便利。奥には、階段下の空間を活用した収納スペースで、冷蔵庫や電子レンジなどの大型家電、ダストボックスが収まるよう設計しました。

▲リビング側にはお気に入りのモノを飾ったり、絵本や雑誌を収めたりできるよう設計しました。木を豊富に使ったナチュラルな空間の中に、異なるテイストを入れることでアクセントとなっています。

ラグジュアリーなイメージで統一したキッチンとキッチン収納
キッチン本体もバックカウンターもオーダーメイドのキッチン。
キッチン本体は黒い大判タイルを天板に使ったアイランドキッチン。ダイニング側は扉付きの収納になっています。黒やグレーでまとめています。
https://www.solaye.co.jp/works/16018 

▲キッチン奥に見えるのがオーダーメイドで造ったバックカウンター。天井まで使うことで高い収納力を実現しました。設計段階からオーブンレンジ、エスプレッソマシーン、炭酸冷水器、浄水器などの大きさに合わせ配置などを検討し、バックカウンター内に組み込んでいます。

壁面いっぱいに使った家具調キッチン収納
白い人造大理石天板のキッチンは、リビングと一体感を醸し出しています。奥の家事室に繋がる通路脇には天井までの高さのある収納を造りました。その向かいには冷蔵庫スペースを設け、リビング側からの目隠しを兼ねています。
https://www.solaye.co.jp/works/16584 

▲背面のバックカウンターは造作。奥は天井高までの収納。リビング側から見える方の壁面は、圧迫感のないよう高さを抑えた収納にし、上部はタイルを使用しています。カウンターには、炊飯器などの家電を置けるようにしています。

こだわりの空間と調和する、重厚感のある家具調のキッチン収納

隣接するリビングダイニングとの間を出入口のある壁で仕切ったセミクローズなキッチン。バックカウンターは木で造作。インテリアと調和する色に塗装。重厚感のある家具調のキッチン収納は年月とともに愛着が増す逸品です。
https://www.solaye.co.jp/works/16828 

▲カウンターの下は扉付きの収納スペース、一部は大きく開けてダストボックスを置けるようにしています。愛用しているモノに合わせ、使い勝手よく自由に作れるのが造作によるキッチン収納の魅力です。